● 名古屋工業大学  学び合いプロジェクト と その目的

「名古屋工業大学  学び合いプロジェクト」とは、名古屋工業大学が 愛知県および近隣の中小企業に対し、企業の抱える課題の解決を促す支援を行い、この事業に関わるすべての者が協働し、相互に学び合うことを目的としたプロジェクトです。

● プロジェクトの流れ(1年)

● プロジェクト会議

企業の経営者・従業員、名工大の教員・学生、その他取組む課題に応じて招集されたメンバーで、プロジェクトチームを結成します。
このチームでプロジェクト会議を随時開催し、課題解決に向けて目標を達成するために必要事項を明確化します。会議で決定した事項をそれぞれが実施し、結果を次回のプロジェクト会議で検証し、再度次回までの実施事項を決定します。このサイクルを繰り返しながら課題解決を進めていきます。

● 中間・年度末報告会

中間報告会(10月頃)、年度末報告会(2月末頃)では、参加企業、教員、学生を含むプロジェクトメンバー全員が参加し、各事業の取組みの進捗状況や今後の計画などを報告します。プレゼンテーションは社員や学生によって行われます。様々な分野の企業の取組みを知るばかりでなく、自身のグループの新たな試みや取組みのヒントを見つけます。報告会の終了後には、意見交換会があり、異分野企業・教員・学生との交流の場があります。

● 参加者の声

  • 自社だけでは考えつかなかった方法が分かり、解決方向が見えた。
  • 学生に対して実験の進め方や機器の取扱い等を説明するには、自身の知識を深める必要を感じた。
  • 従業員が通常業務に傾注しがちだったが、このプロジェクトに取組むことにより、革新的なことに挑戦しようという雰囲気が社内にできた。
  • 専門家や学生と協働することが刺激になり、仕事に取組むヒントが見つかった。

    本プロジェクトでは異なった立場・分野のメンバーが参加して新たな取り組みを行います。それぞれの知識や経験を活かす場でもあり、また互いに専門外のことを知り、学ぶ機会があります。様々なメンバーと意見を交わし、協働することで、新たな「気付き」に出会えます。他者の意見をきっかけに視点を変え、ともに試行錯誤することで、今までには無かった「アイデア」が生まれます。

pic-3kikan-02≪2023年度参加企業≫
 ・株式会社衣浦電機製作所  ・株式会社 近藤工作所  ・有限会社志村プレス工業所
 ・株式会社創円    ・チャレンジフォージ株式会社    ・株式会社 矢田工業所