本プロジェクトでは、名工大とブラザー不動産がコラレボレートし、学生たちが住宅の設計を行い、くらしに対するアイデアを提案しています。平成27年の夏には学生たちがデザインした住宅が完成し、販売されました。学生は住まいの創案を通して、ブラザー不動産を始めとした建築・販売のプロからは「設計・建設の実際」を学び、お客様(住まい手)からは「家への思い」を学びます。設計から提案までのプロセスを踏む中で、建築技術者に求められるプレゼンテーション力とコミュニケーション力を培うことを目的としています。
● プレゼンテーション力の強化
学生たちは、お客様に対して発表・提案する前に、自らの案を練り、建築家の前でプレゼンテーションを行います。改善点を洗い出し、アドバイスをもらい、何度も検討を重ねて作品をブラッシュアップしていきます。これを繰り返すことで、プレゼンテーション力を強化します。
● コミュニケーション力の向上
このプロジェクトでは、学生たちが実際のお客様に対して自らのアイデアを提案し、話し合う機会があります。生の声を聞くことで、住まい手の「家への思い」を知ることができます。家族構成やライフスタイルにマッチした、住まい手の要望に即した家を設計するには、お客様が本当に求めているものを引き出す必要があります。会話の中から、しっかりとニーズを読み取ることができるコミュニケーション力の向上を図っています。
● 学生の作品例
※イメージパースと模型がご覧いただけます。